Q.葛布のからかみはどんなお部屋に合いますか

葛布のからかみは どんな部屋でも会います。
洋間 葛布の光沢はゴージャスな雰囲気のお部屋にも合いますし、シックなお部屋にも合います。
和室 お茶室から 数寄屋風 書院風 モダン和風にあいます。
 どんな部屋でもあいますが そこは葛布の種類によって、また貼り方によって多少違いがあります。

Q.数寄屋風の和室にはどれを選べば良いでしょうか

 数寄屋風のお部屋の襖の枠は生地縁(木目を生かした襖枠)が多いので 
端正な葛布、01水面か02せせらぎ が合います。特に02せせらぎは軽快さもありお勧めです。

Q.書院風の和室ですがどれが良いでしょう

 襖の枠は黒 艶消し黒 などが多いので 基本的にはどれでも合います。
 01水面 など比較的重厚さを感じる葛布が良いようです。

Q.木目を多用した部屋には

 木目に負けない力強さを持った、 03若鮎が良いでしょう。

Q.洋室の壁紙に使用できますか?

 もちろん出来ます。昭和30年から40年頃には輸出壁紙として葛布は用いられ、
葛布の壁紙は海外で高い評価を得ました。
実は葛布を壁装材に使った数はヨーロッパやアメリカのほうが多かった歴史があります。
アメリカ大統領府ホワイトハウスを始め、アイゼンハワー元大統領邸宅、バンクオブアメリカの頭取室など
有名な建築に葛布は使われました。
そのため、むしろ和風より洋風のほうが葛布に合っているとの意見もあります。

Q.ギャラリーに使いたいのですが?

 日本民芸館(東京駒場)では大井川葛布が博物館全体に使われました。
ギャラリーの壁面に使うことによって、作品をより引き立たせます。
展示物の下敷きにも葛布が使われています。
滋賀県のギャラリーや、地元のギャラリーにも使用しています。
調湿作用があり、カビも生えにくいので作品の保存にも効果があるようです。

Q.モダーンな建築に使いたいのですが。

 もちろん、できます。そのまま貼っても良いですが、45cm角や30cm角の市松模様に貼り込むと、よりモダーンな印象を与えることが出来ます。
また墨染め 柿渋染め葛布は都会的な建築に不思議とマッチします。

Q.葛布はどのくらい保ちますか

 通常、からかみは5年から8年で貼り替えるのが適当ですが、葛布は10年以上保ちます。
10年を越えると色も飴色の変わってきて、より美しく、おちついて来ます。
40年以上も経っているお宅もざらです。
掛川の庄屋、加茂莊では40年経た葛布を剥がして裏返しにし、今も使い続けているとか。
日本海の豪商の邸宅には 明治のころ貼られた葛布がまだ健在です。
当社の調査によれば100年以上使われている葛布はざらにあります。
大事に使えば100年以上も
使えるのが葛布です。(当社の保証ではありません)

Q.葛布一面の大きさは

 葛布の大きさは一面 高さ182cm×横巾96cmです。一般住宅の襖に貼ることが出来ます。

Q.通常より高い襖戸なのですが

 最近住宅メーカーでは日本人の体格の大きさを反映して、通常より高い襖戸を作っているところがあります。 約186cmまで対応したものを作っています。

Q.巾が広い襖戸ですが

 旧家には10帖、12帖などの間取りがあります。また最近のRC建築でも大きな和室を作る傾向があります。
以前にはそれようの幅広の襖紙がありましたが、現在は継ぎ足してつかっていただくこととなります。

Q.壁に貼りたいのですが

 01水面,02せせらぎの長尺は約7.5mの長さがあります。最初に壁に貼ることをおっしゃっていただければ長いままで出荷します。

Q.貼り替えるにはどこに頼めば良いか?

 葛布の場合は施工を伴います。ご近所の建具店、経師店にご相談下さい。
静岡県内でしたら最寄りの建具店、経師店をご紹介します。また、当社で貼り替える事も出来ます。

Q.貼り替え工賃はいくらぐらいか?

 昔はからかみ一枚分の値段が張り工賃でした。つまり紙代の2枚分で一枚張り込めたようです。
現在は葛布一面¥10,000ぐらいで貼ることが出来るようです。
取り付け工賃は別となります。
地域によって、施工方法によっても差があります。建具店、経師店にご相談下さい。

Q.新築に葛布を使いたいが

 設計段階でしたら 大井川葛布を使うことを設計者、または工務店、建築会社に言って下さい。
そのような仕様で設計が出来上がります。
葛布をどちらで仕入れるか 確認して下さい。
施主が仕入れるのか、始めから建築予算にいれ、建築会社が仕入れるのかに分かれます。
後者では細かい打ち合わせは建築会社と当社(大井川葛布)でおこなうことが出来ます。

Q.建築途中で葛布に変えたいが

 建具店、表具店が、からかみを取り寄せていないなら変更可能です。
その場合は施主が材料支給で葛布を納めて下さい。
 建築見積段階でからかみの値段が入っているはずですが、
それは貼り工賃の追加にまわるようにすると良いでしょう。
(葛布の場合は一般的に通常のから紙より貼り工賃がかかる)

Q.他のからかみと施工方法の違いは?

 大きな違いはありません。必ず袋貼りして下さい。
襖の縁の刻みを少し広くする必要があるかもしれません
工業生産のからかみと違って手織葛布は一枚一枚違う表情です。
そこで
◆ 一枚毎に切る。(まとめて切ってはいけない)
◆ 柄合わせ、色合わせをしてから貼る 等ちょっとした心使いがコツです。

Q.壁に貼りたいが施工方法が判らない

 壁にも貼れる葛布ですがビニール壁紙に比べて高価な物です。施工に一工夫すると長持ちします。
A.そのままベタ貼り
B.下地に総パテを掛けてから貼る
C.下地に和紙で捨て張りしてから貼る
D.襖のように袋貼りする。
 A.は下地を拾ってシミが出る場合があります。
お勧めはDですが、現在この工法をできる人が少なくなっています。
BかCの方法が価格的にも良いでしょう。下地によってもちがいますのでご相談下さい。

Q.壁紙にした場合ジョイントが目立つか?

ビニール壁紙に馴らされた私達には織物壁紙のジョイントはある程度目立ちます。
欧米では良い壁紙の証拠としてジョイント(合わせ目)は問題にしていないようですが、
A.色目をそろえて貼る。
B.ジョイントにスキが開かないよう突き付け貼りにする。
など、注意を払うことによって幾分目立たなくなります。

設計段階から貼ることが判っていれば ジョイント部に目地を入れるとかの方法が採れます。
また、ジョイントを逆に目立たせデザイン的なポイントにする方法もあります。
市松模様に縦横交互に貼った葛布はモダンで素敵です。施工例参照

Q.シックハウス症候群が気になるのですが

そんな方こそ葛布を使っていただきたいと思います。
裏打ち紙は和紙。そして葛布は優れた室内調湿機能があります。
また、昔からカビが発生しにくいと云われ、部屋の空気をきれいにします。

Q.葛布からかみはどんな物で構成されていますか

 緯糸に天然の葛の繊維 経糸に綿糸を使用、手織で織り上げています。
裏打ちの紙は越前和紙を使用 
葛布の作り方を参照ください。

Q.環境負荷について

全て手作業、全て天然素材の為、制作段階でもほとんど環境負荷がありません。
最近、リサイクル素材が求められていますが、リサイクルにもエネルギーが必要です。それより環境負荷が少ないことは「使い続けることが出来る物」。
その点でも葛布は10年以上、100年以上使用される方もいらっしゃいます。
 掛川の加茂莊では40年経た葛布を剥がして裏返しにして今も使い続けているとか。
そしてその寿命が終わっても簡単に土に帰ることが出来る葛布です。

 

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